エンジニア→人事の挑戦『SDGsを会社の取り組みに』委員長インタビュー #1【SDGs】


委員長インタビュー#1 【SDGs】 株式会社SK2 採用担当 國末 美穂 人事からニッポンを元気にプロジェクトは様々な会社の人事が委員会運営を担っています。そ …

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委員長インタビュー#1 【SDGs】
株式会社SK2 採用担当
國末 美穂

人事からニッポンを元気にプロジェクトは様々な会社の人事が委員会運営を担っています。その委員長にインタビューを行いました。今回は【SDGs委員会】の委員長を務めるSK2の國末さん。エンジニアから人事になった経歴と委員長を務めることになった背景に迫りました。


ー御社の事業内容と國末さんの経歴を教えてください。
弊社は1980年に設立をし、SI(システムインテグレーション)と言われる企業向けのシステムを開発事業を行っております。領域としては金融系と通信系が2本柱になっており、メガバンクや保険会社、携帯電話会社などのシステムを開発しています。

実は、私はシステムエンジニアとして入社しています。
というのも弊社は部署という考え方がなく、エンジニアとしてスタートして3年くらい経ち1人前になると、そこからのキャリアは自由です。「もっとスキルを磨きたい」、「マネジメント能力を活かしたい」というように様々なキャリアを自分で決られるだけでなく、採用や教育、営業なども現場のメンバーが担当することになっているので、やりたい人がやりたいことができる会社なんです。私は採用に興味はありましたが、どちらかというと「やってみない?」と声を掛けていただいて、この仕事に就きました。

ー新卒の就活の時はエンジニアになりたかったんですか?
初めからシステムエンジニア職一本で考えていたわけではなく、聞いたことのある名前の会社や、人気業界の企業など幅広く見ながら就職活動をしていました。

そんな中、3月に東日本大震災が起き、6月頃まで大手企業が採用活動を停止する動きもありました。そのタイミングで自分自身の就職活動を見直して、大学で少しプログラミングを学んでいたこともあり、ITの会社も見てみようと思ったのがこの業界を見始めた理由です。当時はメディアの影響でIT業界は「忙しそう」、「ずっとパソコンに向かっている仕事」というイメージもあったのですが、実際に説明会や選考で会社を訪問してみると、皆さんイキイキしてたんですよね。とても衝撃を受けました。

ーSK2さんに決めたのはどんな理由だったんですか?
会社自体も魅力的でしたし、中小企業の方が私には合うなと思ったのが一番の理由です。私は20代をどう過ごすかでその後の社会人人生が決まると思っていて、若くて頭が柔らかい時期にいかに色んなことを吸収できるかが大事だと思うんです。大手企業は研修期間が長かったり、同期が多すぎるようなイメージがあって、だったら中小企業の方が成長スピードが速いのではないかと思い、入社を決めました。

ーエンジニアから人事になったことで良かったことはありますか?
エンジニアの仕事を経験しているからこそ、実体験を話せますし、話に熱が入りますね。嬉しかったことも大変だったことも、人から聞いた話ではなく自分の言葉で伝えられます。また、現場社員が採用を担当しているため、将来的に自分が採用した方と一緒に働けるというのは嬉しいですね。

ー今は採用業務が中心ですか?
はい。弊社は中途採用をしていないので、基本的には新卒採用業務が中心です。新卒採用が繁忙期の時は面接、説明会の毎日ですが、ある程度落ち着くと内定者フォローの企画を考えたり、社内行事の手伝いをしたりと割と何でも屋さんのようにやっていますね。

ー採用に携わってきて良かったことはなんですか?
現場の社員から「〇〇さん、すごく良いね!」と人づてに私が採用した方の良い評判を聞くと嬉しいですね。あとは「國末さんがきっかけで入社したって言ってたよ」と聞くのも嬉しいです。私が採用した方はそれぞれエピソードがあって、全員思い入れは深いので、そういう方がこれから1人前のエンジニアになっていくのが楽しみですね。


ー人事からニッポンを元気にプロジェクトに所属してみて
最初はお声がけしていただいたのがきっかけでしたが、プロジェクトの説明を聞いたときにワクワクしたんですよね。実際にこのプロジェクトの交流会に参加した際も、同じ業界の人事の方々がそれぞれの手の内を見せ合って情報交換をして、一緒に協力していこうという雰囲気があって、この人たちとだったらプロジェクトを盛り上げていけるなと確信しました。

ーSDGsの委員長に就任した理由を教えてください。
いくつかある委員会の中で一番興味があったのがSDGsでした。弊社でまだ具体的な取り組みは行っていなかったので、私が務めていいのかという思いはありましたが。実はSDGs自体への興味のきっかけは採用した学生の方なんです。面接で「SDGsを小学生に教えるイベントを運営しました」という話を聞いた時に、今の大学生の方が社会人よりSDGsに敏感なんだなと気づきました。高校でもSDGsに関する授業が行われていたり、これから社会人になる世代は皆知ってて当然になるんだと気づいた時に「知らない私、カッコ悪いな」と(笑)なので、私も率先してSDGsに取り組みたいと思いましたね。

ーどんなことに取り組みたいと考えていますか?
SDGs17の目標の中でも人事と関連の深い「質の高い教育をみんなに」をテーマに取り組みを開始したいと考えています。仕事柄、大学生と接する機会が多いのですが、「コロナ禍で今までのように熱くなれるものが見つからない」、「インターンシップといっても、実際は採用手法の1つで、学生のための職業経験にはなっていない」といった声を聞いて、大学生に向けて私たちができることがないかということを真剣に考えています。この委員会を通して、大学生の方に多様な出会いと学びの機会を届けたいと思っています。

ー最後にどんな人に委員会に参加してほしいですか?
SDGs委員会はLINEグループでのやりとりも活発で、私1人では思いつかないようなアイデアもどんどん出てくる素晴らしい委員会ですし、委員長の私がメンバーの方から刺激を受けることも多くあり、私自身がこの委員会を通して熱くなれるものを見つけられるような気がしています。そんな思いに共感していただける方とぜひ一緒にこの委員会を盛り上げていけたらと思っています。

(インタビュー/記事執筆:山本大海 写真:大里有未)



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