急成長企業を陰から支える行動派人事 委員長インタビュー #2【エンゲージメント】


委員長インタビュー#2【エンゲージメント】 株式会社P-UP World 人事部 主任 佐藤結月 人事からニッポンを元気にプロジェクトは様々な会社の人事が委員会 …

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委員長インタビュー#2【エンゲージメント】
株式会社P-UP World
人事部 主任
佐藤結月

人事からニッポンを元気にプロジェクトは様々な会社の人事が委員会運営を担っています。その委員長にインタビューを行いました。今回は【エンゲージメント委員会】の委員長を務めるピーアップワールドの佐藤さん。トップセールスから1人で50名を採用する行動派人事の流儀とは。


ー自己紹介と簡単な会社概要を教えてください。
2015年度に新卒で入社し、現在8年目でホールディングスの新卒部門を担当しています。入社1年目ではモバイル営業部に所属し、半年で店長、2年目でトレーナー、営業経験を経て3年目で人事部に抜擢、現在人事歴6年目になります。弊社では、主に店舗型ビジネス・対面型ビジネスに特化し、モバイル・飲食・教育・経営コンサルなどの事業展開をしています。2020年度にホールディングス化をし、事業ごとに事業会社化をして弊社のミッションである「100年企業」に向けてより会社が柔軟性を持って成長できるような組織拡大を目指しています。

ー元々、人事志望だったんですか?
正直、全く志望していなかったです(笑)私の中では人事職というのはとても遠い存在でしたし、そもそも人事をやりたくてこの会社を選んだわけでもなかったです。私の勝手な人事のイメージは、会社のエリートで「花形」というイメージでした。まさかそこに自分が選ばれるとは全く思ってもいなかったです。
当時の副社長から急に「来週本社これる?」という一本の電話から始まりました。用件は何も言われずだったので、てっきりコンプライアンス系の悪い話だろうなと思っていました(笑)覚悟して本社に行ったところ、「来月から人事やらないか?」と声をかけていただいたのが人事部に異動するきっかけになります。

ー人事異動に決断された理由を教えてください。
やるしかないなという覚悟と、これ逃したらもうチャンスはないなという期待値も込めてすぐ決断しました。もちろん、正直できるかなっていうプレッシャーや知識が全くないこと、社内の人事部の体制も2人しかいない状態でしたので不安はたくさんありました。ただ、思い返すと声をかけていただいた副社長は、当時私が新卒でピーアップワールドに入社する決め手になった人だったんですよね。自分がもし誰かを選んだり抜擢するときって、基本的には信頼してるっていうのを前提に選んでいると思うので…。できるかできないかではなく、拒まず、やるしかないと思いました。

ー人事部に異動されて佐藤さんが実施したことって何かありますか?
正解かどうかは私も分かりませんが、人を惹きつける講演家の動画をたくさん見ました。惹きつける何かがないと企業にとっては致命的ではないかと。ただ説明会などで会社の概要をスライドで流していたり、同じことを話していてもなんとなくでしか興味が湧かないと思うので、グッとくる何かがないと魅力付けができないんじゃないかと思いました。オリジナリティというのは成功体験を積んでいかなければ身についてこないと思っているので、できている人、すごい人たちの話し方などを徹底的に見て真似ました。

ー実際、人事に異動されてからの採用はどのくらいされてきたんですか?
元々、新卒の採用人数が毎年20人程度でしたが、私が人事異動したタイミングは会社が新規事業が発足し組織拡大していくというフェーズだったので2020年度から新卒採用目標が60人と、今思えばいきなり壮大な目標数でした。結果として、その年は着地62名の採用を成功することができました。そこからは、コロナの影響もあり採用人数を減らした年もありましたが、5年間で合計200名くらいの採用、面談数でいうと3000人は超えているんじゃないかと思います。立場としては、メンターという形で選考に向けての対策や入社までのフォローアップなどの面談を行ってきました。

ー人事になって特に学んだことはありますか。
感情移入をしてはいけないなとすごく実感しました。やっぱり一線を張ることも大事だなと。正直、初年度は学生さんに対して感情移入をしてしまっていました。この子を自分の部下にしたら活躍させられるなっていう目線で見ることも多々あり…。初年度に関わった新卒に深く関わりすぎたことによって、僕と同じ価値観じゃない上司の下についた時のギャップが生まれてしまうことも少なからずありました。近すぎず遠すぎずの存在で客観視する見方をしていかなければいけないし、言われたことを鵜呑みにしてはいけないなと実感しました。あとは、人事のお仕事は正解もないですしかなりの忍耐力が必要ですし…人と関わることにひたすら向き合っていくので意外とアナログだなと(笑)面談をしていて、人事になりたいですという学生さんも多いですが、人事のお仕事って世間的なイメージと本質的な内容にすごくギャップがあるなと身にしみて感じました。


ー人事から日本を元気にプロジェクトに参加したきっかけを教えてください。
まず前提として、人事としてのスキルや知識など、常にトレンドを抑えていきながら変化していかないといつまでも活躍できないかなと思っています。僕も情報収集する意味でいろんな刺激を得たいなっていう意味でも、さらに、人事職を5年もやってきてある程度の経験値があるので、それを情報提供したり何か生かせる場として、より影響力を出せる場があってもいいんじゃないかと思いました。また、他の会社さんと比較した時の自分の立ち位置などもより知れる環境に挑戦したいなって想いで参加させていただきました。

ーこのプロジェクトを通して成し遂げたいことや実現したいことはありますか。
壮大なことで言うと、人事職のイメージを覆していきたいと思っています。目指したくなるような、より魅力的な、そんな職種にしていきたいと思っています。例えばなりたい職業ランキングとかで人事職っていうのが真っ先に出てくるような…(笑)組織としては、全体を通して人事職がプラスになっていくような活動をし、バズってる、注目されるそんな組織にしていきたいです。正解はまだ見えてないですが、ベンチャーマインドを持って正解を見出していくという期待も込めて色んなことに挑戦していきたいです。

ー最後に、どんな方にエンゲージメント委員会に入っていただきたいですか。
スキルや能力は僕は関係ないと思っています。この活動を通してプラスにやってよかったなって思えるような会にしていきたいと思ってるので、硬くならずに楽しむ気持ちと、より自分のスキルをあげていきたいというような向上心を持つ方に対して全力でサポートしていきたいと考えています。求める人物像とかは特になく、色んなモチベーションがあると思いますが全体的に楽しめるような会にしていきたいです。エンゲージメント委員会ということもあるので、活動しやすい環境作りを委員長としても内面的な部分から意識していきたいと思います。

(インタビュー/記事執筆:辻翔武、橋本祐里子 写真:大里有未)



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